【ASD×聴覚過敏】初めて映画館でDolby ATMOSを体験してみた感想と注意点!

HSP

こんにちは。栖山 依夜(すやま いよ)です。

私は2024年にASD(自閉症・アスペルガー)の診断を受けています。

↓診断されるまでと、その後をまとめた記事はこちらからお読みいただけます!↓

今回、「Dolby ATMOS(ドルビーアトモス)」というシステムで映画を鑑賞してきました。

私は、ASDと聴覚過敏の特性を持っています。
そんな私がDolby ATMOSを体験してみて感じた、率直な感想や注意点についてまとめてみました。

結論として、映画のジャンルによってはしんどいと感じ、体調が悪くな可能性があります

同じく聴覚過敏がある方や、HSPで大きい音が苦手な人などの参考になれば幸いです。

こんな人におすすめ!

・Dolby ATMOSが気になっている

・HSPや聴覚過敏があるが、Dolby ATMOSを体験してみたい

・HSPや聴覚過敏がある人とDolby ATMOSの映画を観ようか悩んでいる

Dolby ATMOS (ドルビーアトモス)とは?

Dolby ATMOSは、簡単に言えば「映画館で楽しめるハイクオリティな音響」です。

イオンシネマさんのホームページでは、以下のように説明されています。

①新しい驚きの映画体験を提供
文字どおりあなたを包み込むサウンドで、パワフルかつドラマチックな新しいシネマサウンドのリスニング体験を提供します。

②音の移動で「動き」を演出
映画館内で音を移動させることにより、映画のシーンに合わせてダイナミックな「動き」の効果を創出します。

③映画館内すべての位置に自然な音響を再現

引用:イオンシネマさん

巨大なスクリーンで非日常的な体験が味わえるのが、映画館の醍醐味ですが、さらにハイクオリティな音響効果が加わるとなると、映画ファンにとってはたまらないですよね。

最近の上映作品では、Dolby ATMOSの記載がある作品をいくつか目にするようになりました。
対応している上映館としては、TOHOシネマズさんやイオンシネマさんなどが多いです。

なお、Dolby ATMOSに対応した作品を鑑賞する際は、通常料金に加えて200円の追加料金がかかりますので、ご注意くださいね。

聴覚過敏がDolby ATMOSを体験した感想

感想として、正直なところ、聴覚過敏さんにはあまりオススメはできないと思いました。

個人的に、大きな音はより大きくなりますが、その他は違いが分かりにくいように感じました。(私の感性の問題かもしれませんが・・・)

他にもいくつか、HSPさんや聴覚過敏さんには辛いと感じるような点がありました。
一つずつ紹介していきます。

冒頭部分に注意!

上映開始後に流れるDolby ATMOSの紹介映像の音が、あまりにも大きくて驚いてしまいました。

私は、てっきり本編がこの音響で続くのかと思い込んでしまい、ちょっと帰りたくなってしまいました。

依夜
依夜

観る映画によっては、本編中の音量にも注意が必要です。

激しいシーンはしんどくなる

観ていて少し辛かったのが、びっくりシーン(ジャンプスケア)と激しいシーンです。

私は普通に観ていても、驚くシーンでは椅子から軽く飛び上がるレベルのビビりなので、Dolby ATMOSでは恐怖が倍増でした。

音がいろんな方向から聞こえてくるので、特有の臨場感が苦手な方は要注意です。

また、場面によっては軽い振動が感じられる部分もあるため、酔いやすい方も気をつけた方がいいと感じました。

筆者の聴覚過敏レベルはどのくらい?

「聴覚過敏」と一概に言っても、症状の強さは人それぞれだと思います。
筆者のレベルを載せておきますので、Dolby ATMOSを選ぶ際の参考にしてみてくださいね。

・救急車、消防車などのサイレンは耳を塞がないと辛い
・突然の大きな音に驚きやすい
・幼少期に火災報知器が鳴ると、トイレに逃げ込んでいた経験あり
・パチンコ店、ゲームセンター、遊園地のパレードが苦手
・パニックを起こしたことはない

依夜
依夜

「聴覚過敏」の症状は、幼少期から兆候が見られることが多いよ!

HSPさんや感受性豊かな人は要注意!?

個人的にDolby ATMOSを体験してみて「あれ?」と思ったのが、上映後の疲労感でした。

映画を観ている時はなんともなかったのですが、鑑賞後にドッと疲れが押し寄せてくる感じがありました。同時に眉間あたりがズーンと痛いような感覚も残っていました。

ストーリーやその日の自分のコンディションなどもあるので、一概には言えませんが、上映時間が長いほど辛くなってくるかなと思います。

特にHSPさんなどは、映画の内容に入り込みやすい特徴もあります。

内容によっては疲れが倍増してしまう可能性もあるので、注意してくださいね。

まとめ:ジャンルと体調には注意しよう!

未体験の臨場感が楽しめるDolby ATMOSですが、聴覚過敏さんにとっては、注意すべき点もあります。

普段の映画とは違った演出もあるので、どのジャンルを観たいのかも大きなポイントになるでしょう。

特に、びっくり系やショッキングな場面が多いとされるホラー、サスペンス系のジャンルでは要注意かもしれません。

追加料金を払ったのに、耐えられず途中退場・・・なんて悲しいことにならないように、観る映画やご自分の体調と相談して、楽しく鑑賞してくださいね。

楽しい映画にDolby ATMOSを併せれば、最高の体験になると思います!

栖山 依夜のプロフィール
この記事を書いた人
栖山 依夜

24歳のブロガー兼Webライター。
2024年にASDの診断を受けました。障害者手帳取得済み(精神3級)。
新卒で入った会社を適応障害で半年で辞め、夢だったブロガーの道を本気で目指すことに決めました。
ASDで悩む、誰かの力になりたい。noteもやってます。

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