【知らない場所】ストレス激減!「初めての場所」に行くときの具体的な対処法

特性と生きづらさ
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こんにちは。栖山 依夜(すやま いよ)です。

私は2024年にASD(自閉症・アスペルガー)の診断を受けました。ASD受動型を自認しており、現在はブロガーとして活動しています。

突然ですが、皆さんは知らない場所に行く時、ワクワクするタイプでしょうか?それとも、ガチガチに緊張してしまうタイプでしょうか?

今回の記事は、以下のような方にオススメです。

こんな人におすすめ!

・見通しが立てられないと不安になる

・旅行や遠出の準備は入念にする

・心配性である

ASDの特性を持つ人は、初めての場所が苦手だといわれています。

その理由は、「見通しが立てられない」という特性によるものです。

しかし、ASD特性のある私でも経験を重ねることで、自分なりの対処法を見つけることができました。

今回は、そんな私が見つけた「知らない場所に行くときの対処法」をご紹介したいと思います。

大切なことは以下の4点です。

①入念に下調べをする

②目印を作る

③文字として残しておく

④代替案を用意する

これを徹底した今では、他県への旅行も1人で行けるようになりました。

初めての場所に不安を抱いてしまう方には、ぜひ試していただきたいと思います。

栖山 依夜

処理速度凸なASD/障害者手帳(精神3級)・障害年金受給中。
実家暮らし・親にキッチンを追われ続け、料理スキル0のままアラサーに突入しました。BMI15の少食偏食2コンボで食事は「生きるための義務」。
「頑張る」のではなく「諦める」ことを決心して宅配食を活用し始めました。
脳の余白と健康を守る「頑張らない生存戦略」を実践・発信しています。

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出かける前に入念な下調べをする

入念な下調べに勝るものはありません。

用意周到と言われがちなASDの腕の見せ所です。

事前に得た情報が多ければ多いほど、現地に行くまでの心配を減らすことができます。

まさに、情報が多いものが全てを制すといったところ。

ここでは、私がいつも使っているツールや方法を紹介します。

Google Map

1つ目はGoogle Mapです。

見知らぬ場所に行くときに、一番心配なのは道に迷うことです。

超絶人見知りなASDさんであれば「今いる場所がわからないけど、人に聞くなんて無理!」と八方塞がりになってしまいがち。

そうならないためにも、必ずインストールしておくことをオススメします

このアプリの良いところは、なんと言っても現在地がわかるところです。

歩いている方向に、アイコンが移動するので道に迷うことがありません。

目的地を設定すれば、道を間違えてもすぐにわかるので、安心して歩けます。

依夜
依夜

アプリを入れてからは、道に迷わなくなりました。

ストリートビュー

「目的地までの道中がわからない!」といった時に大活躍するのが、ストリートビューです。

特に、ASDは視覚優位という特徴を持っている方が多いといわれています。

この特徴を大いに活かせるのがストリートビューなのです。

店の名前や特徴を、実際に確認することで理解を深めることができます。

文字だけではわからないところまでハッキリ見えると、安心感がグッと上がりますよね。

さらに、安心感を作るために、私はプラスで以下のことも行います。

・スクリーンショットを撮る

・頭に入るまで目的地までを行ったり来たり繰り返す

・移動している様子を画面録画に残す

・目についた特徴をメモしておく

よければ、参考にしてみてくださいね。

YouTube

「大まかな情報を知りたい!」という時に有効なのが、YouTubeです。

最近では、公式サイトが、目的地までの経路を動画で載せてくれていることもあります。

各駅からの経路を早送り+文字つきで載せてくれているものを見つけたら、占めたもの。

繰り返し再生して、頭に叩き込んでしまいましょう。

理解しにくい部分は、ストリートビューと併用するのもおすすめです。

Yahoo!知恵袋

コアな情報を知りたい時に使うのが、Yahoo!知恵袋です。

「駅から特定の建物の行き方」
「雨に濡れない行き方」

など、条件を絞って調べたい時に大いに役立ちます。

ただし、個人が載せている情報だということに注意してください。

情報によっては、10年以上前だったり、そもそも間違っていたりする場合もあります。

参考程度にしておく方がいいかもしれません。

下見する

最後に、確実かつ一番おすすめの方法を紹介します。

それが「下見」です。

手間はかかりますが、効果は抜群。

自分の足で行くと、一度行ったという事実が大きな自信になります。

さすがに地方を越えるような距離では難しいですが、面接など時間厳守の用事を控えている場合は、できるだけ下見することをおすすめします。

どんな予定であれ、緊張していれば、予定通りに進まない事がほとんど。

「どうにかなるだろう」精神を一度捨てて、下見すること時には大切です。

依夜
依夜

当日の安心を買っておくと思えば、安いものかもしれません。

おまけに観光もできれば、ほぼプラマイゼロになることも考えられますね!

「動かない」目印を利用して覚える

誰でも、「知っているもの」を見つけると安心できますよね。

ASDの方は、この安心感を「生み出す」ことが大切です。

私は知らない場所に来た時は、「知っているものを作る」ようにしています。
なければ、作ればいいのです。

例えば、私はショッピングモールのトイレが苦手です。

方向感覚がないので、以下のような難関を越えなければならないからです。

①トイレがある方向
→男子トイレよりも奥にあるのか、手前にあるのか、など

②メイクルームではなく、個室トイレがある方向
→個室トイレに迷わずに、間違えずに行けるかどうか
(女性トイレではトイレとは別にパウダールームが設けられていることがあります)

③個室トイレから出た瞬間の方向
→来た道を辿れるかどうか

もちろん、上手くいかなかったことも数知れず。

「次も間違えたらどうしよう・・・」と考えて、わざわざ違う場所を探しに行く、なんてこともありました。

この時に生み出した技が、知っているものを作るという方法でした。

たとえば私の場合は、

床の汚れ

シミ

目立つ看板(カラフルなものや有名人の看板)

などを覚えておくようにしています。

このとき、左右のような、行き帰りで反対になる「曖昧なもの」や、清掃中の看板など、「短時間で消える可能性があるもの」を目印にしないように注意します。

この方法を実践してみたところ、私には大きな効果がありました。

個人差はあると思いますが、よければ試してみてください。

メモに残しておく

紙やスマホのメモに残しておくことも効果があります。

私はワーキングメモリーが弱く、短期的な記憶が人よりも保てないことが多いです。

言いたいことを言い忘れたり、やろうとしたことを忘れたり。

話し合いが終わってから「大事なことを言い忘れた!」なんてものは日常茶飯事です。

そんな時に大いに役立つのが、「メモ」の存在

事前に「答え」があれば、安心して行動できるもの。

紙だと失くしてしまいそうな方は、スマホのメモに打ち込む方法がオススメです。

いつでも見られますし、ペンと紙も必要ありません。

私は上記で紹介した「ストリートビュー」の写真や参考になったサイトのURLを、LINEの1人用グループに送信し、メモ代わりとして活用しています。

依夜
依夜

ASD特性と「メモ」の相性はとても良いと感じています。
頭の中の整理にも最適ですよ!

メモのメリットはこんな場面でも!

上述した「メモを取る」という方法ですが、実は、他にもこんなタイミングでも役立ちます。

「メモ」が活躍するとき

・歓迎会

・セミナー

・大学のゼミ

・病院の診察やカウンセリング

それが、上記のような「話す場面」です。

「何を話したいか」「絶対に伝えたいポイント」「大切なこと」

これらを箇条書きにしておくだけでも、安心感が大きく違ってきます。

「覚えていなければならない」というタスクを一つ手放すだけでも、心がかなり軽くなりますよ。

依夜
依夜

自分でハードルを上げないことが大切です。

特性を活用した「対策」を仕込んでおこう

ASD特性のある方は、「いつもと違う」ことに不安を覚えやすいです。

「パターン化」が得意とも言われているように、ASDの方は慣れている状況で強みを発揮しやすいという特徴があります。

そのため、安心感を作るにはその特性を利用することが大切です。

代替案を作っておく

特に有効なのが、代替案を用意するということ。
具体的に言えば、「〇〇だったら△△しよう!」を作り出すということです。

例えば、このように考えておくことがオススメです。

・怪しいと感じたらすぐにGoogle Mapを開こう

・5分経ってわからなかったら、駅員さんに聞こう

・〇時までに着かなかったら電話しよう

「具体的な数字」でタイムロスを防ぐ

上記のような方法を考えるときは、具体的な数字まで入れておくようにします。

これはASDの白黒思考や完璧主義でよくある「あとちょっと頑張ろう」を防ぐためです。

目に見えるゴールがあれば、スッパリと諦めやすくなるもの。

問い合わせなどで電話が必要になった場合は、話す台本を事前に決めておくと気が楽になりますよ。

私であれば、こんなふうにメモを残しておきます!

依夜
依夜

もしもし。〇時に予約している××と申します。
(名乗る)

実は道に迷ってしまいまして…。
(事実を伝える)

今、△△の前にいる(◻︎◻︎という看板が見えている)ところです。
(現状を伝える)

大変申し訳ないのですが、道順を教えていただけないでしょうか?
(してほしいことを伝える)

目印など教えていただけますと助かります。
(補足や、あれば助かるものを伝える)


私の場合は「何百メートル先」や「東方面」といった表現の理解が難しいので、「赤い屋根」や「犬の置物」、「〇〇商店」といった具体的な名前を伝えてもらえるとありがたいと感じます。

自分が理解しやすい目印で伝えてもらえるように、メモを考えておくのがオススメです。

楽しむ気持ちを忘れずに!

いかがだったでしょうか。

私は以下の方法を駆使して、1人で他県に旅行ができるようになりました。

・出かける前に下調べをする

・動かない目印を利用する

・文字として残しておく

・代替案を用意しておく

ですが、一番大切なのは、その場を楽しむという単純なことだったりします。

事前準備をしっかりして、安心感を得つつ、全力で楽しむ。

たくさん準備してきたあなたなら大丈夫です。

記事を読んでくださっている皆さんの「初めての場所」が良い経験になることを願っています!

栖山 依夜のプロフィール
この記事を書いた人
栖山 依夜

処理速度凸なASD/障害者手帳(精神3級)・障害年金受給中。
実家暮らし・親にキッチンを追われ続け、料理スキル0のままアラサーに突入しました。BMI15の少食偏食2コンボで食事は「生きるための義務」。
「頑張る」のではなく「諦める」ことを決心して宅配食を活用し始めました。
脳の余白と健康を守る「頑張らない生存戦略」を実践・発信しています。

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